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〒225-0013 神奈川県横浜市青葉区荏田町1150-7(東急田園都市線 江田駅下車 徒歩10分)
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板塀・豆砂利洗い出し舗装などの外構工事~木造住宅の現場
先日、竣工引き渡しを終えた能ヶ谷の家。竣工間際の外構工事の様子を振り返ってみたいと思います。
まずは板塀の基礎を施工するための掘削です。地盤を幅60cm、深さ60cmほど溝状に掘削していきます。
そこに砕石、コンクリート底板を施工したうえ、コンクリートブロックを2段積みし、L型断面の基礎をつくります。コンクリートブロックには溶融亜鉛メッキで防錆処理したスチールアングル(L型断面の材)を差し込んで立てていきます。
スチールアングル廻りをモルタルで埋めて、固定します。これで板塀の基礎ができました。
隣では曲線状のアプローチの施工が進んでいます。アプローチは豆砂利洗い出し舗装ですが、まずは土間コンクリートを打設します。
曲線形状のため、端部の型枠(コンクリート止め)はこんな感じでつくっています。職人さんの手仕事の跡が感じられる、味わいある曲線に仕上がりました。
土間コンクリートが固まったら、豆砂利洗い出し舗装に仕上げます。豆砂利とモルタルを混ぜた仕上材を15mmほど敷設し、乾く前に水圧で洗い出し、豆砂利が少し浮き出るようにします。その後型枠をとるとこんな感じで豆砂利洗い出し舗装が出来上がりました。
さて板塀のほうは、大工さんが板塀の柱を設置していきます。
柱は地面の水を吸わないよう、地面から少し浮かせて設置していきます。
柱の足元をスチールアングルと重ねて、コーチボルトで留めていきます。
スチールアングルはある程度施工誤差が生じていますが、柱は隣どうし位置と高さを精度よくそろえなければなりません(この柱に直接ルーバーを打ち付けていくため)。柱がきれいに一直線にそろうよう、天端には糸を張って位置を確認しながら設置していきます。
次々と柱が設置されていきます。榎本大工が手際よく進めてくれています。
柱の設置が終わると、次はルーバー(板材)の設置です。道路からの視線を程よく遮りながら、少しの気配や風を通すため、ルーバーどうしは9ミリのクリアランスを設けています。このクリアランスは施工誤差や木材の伸縮を吸収する意味でも必要です。
ルーバーには所々1本ずつ抜けを設けています。この板塀には植栽でツタ類を這わせる予定。そのツタがたまる部分があるといいなと考えた、緑のデザインです。
板塀の柱とルーバーはヒノキ材の上に塗装仕上げをしています。塗装は組みあがってからではこぐち等塗りづらい部分が生じるため、1度目は材料時点で塗装。工務店の工場を借りて住まい手とDIY塗装しました。2回目は現場で塗装屋さんが塗ってくれました。
板塀が出来上がり、外構工事も完成です。次はいよいよ植栽工事となります。
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そこに砕石、コンクリート底板を施工したうえ、コンクリートブロックを2段積みし、L型断面の基礎をつくります。コンクリートブロックには溶融亜鉛メッキで防錆処理したスチールアングル(L型断面の材)を差し込んで立てていきます。
スチールアングル廻りをモルタルで埋めて、固定します。これで板塀の基礎ができました。
隣では曲線状のアプローチの施工が進んでいます。アプローチは豆砂利洗い出し舗装ですが、まずは土間コンクリートを打設します。
曲線形状のため、端部の型枠(コンクリート止め)はこんな感じでつくっています。職人さんの手仕事の跡が感じられる、味わいある曲線に仕上がりました。
土間コンクリートが固まったら、豆砂利洗い出し舗装に仕上げます。豆砂利とモルタルを混ぜた仕上材を15mmほど敷設し、乾く前に水圧で洗い出し、豆砂利が少し浮き出るようにします。その後型枠をとるとこんな感じで豆砂利洗い出し舗装が出来上がりました。
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柱の足元をスチールアングルと重ねて、コーチボルトで留めていきます。
スチールアングルはある程度施工誤差が生じていますが、柱は隣どうし位置と高さを精度よくそろえなければなりません(この柱に直接ルーバーを打ち付けていくため)。柱がきれいに一直線にそろうよう、天端には糸を張って位置を確認しながら設置していきます。
次々と柱が設置されていきます。榎本大工が手際よく進めてくれています。
柱の設置が終わると、次はルーバー(板材)の設置です。道路からの視線を程よく遮りながら、少しの気配や風を通すため、ルーバーどうしは9ミリのクリアランスを設けています。このクリアランスは施工誤差や木材の伸縮を吸収する意味でも必要です。
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板塀の柱とルーバーはヒノキ材の上に塗装仕上げをしています。塗装は組みあがってからではこぐち等塗りづらい部分が生じるため、1度目は材料時点で塗装。工務店の工場を借りて住まい手とDIY塗装しました。2回目は現場で塗装屋さんが塗ってくれました。
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