家づくりの流れ
家づくりの流れ
新井アトリエ一級建築士事務所での家づくりにご興味のある方は、まずはお問い合わせください。(神奈川のみならず、東京・千葉・埼玉・その他全国の計画をお受け致します。また、住宅以外の建築でもご相談によりお受け致します。)
初回面談は通常、まず新井アトリエの自宅兼アトリエ(荏田町の家)にお越しいただいております。新井アトリエの設計による実際の空間の雰囲気を体感していただき、暮らしぶりなども見ていただきながら、家づくりのこと、その他いろいろなお話をさせていただければと思います。
良い家づくりの第一歩は「住まい手に合った設計者を見つける」ことにあります。住まい手の要望を理解し、価値観や感性に共感する部分があり、専門分野の知見が信頼でき、そして何より気がねなく相談できる人柄の相手であること・・・そんなパートナー探しの一環として、ぜひ新井アトリエにお越しいただければと思います。
初期の面談(1回~数回程度)では、おおまかな条件とご要望をお聞きし、予算計画書を作成致します。この予算計画書は家づくりの骨格となる重要な部分です。土地探しからの計画でも、ぜひ早めにご相談ください。土地・建物トータルでの適切な予算計画が家づくりの鍵となります。
初期面談を経てお互いに「家づくりのパートナーとして良さそう」と思えたら、基本プラン作成の申し込みをしていただきます。この申し込みに際して、費用として10万円(+消費税)をお支払いいただきます(その後、契約に進んだ場合は、設計・監理料からこの10万円(+消費税)は差し引きます)。
まず現在のお住まいを訪問させていただき、暮らしぶりやご要望などの詳細ヒアリング、そして手持ち家具等の採寸を行います。その後、約1~2カ月程度のお時間をいただいて基本プランを検討し、スケッチパース等と併せてプレゼンテーションをさせていただきます。
プレゼンテーションを見て「家づくりのパートナーとして進めていきたい」と思えたら、設計・監理契約を交わします。
設計・監理契約の後、基本設計を進めていきます。住まい手と設計者で2~3週間に一度のペースで打合せを行い、暮らし方の細部から空間形状・造作家具形状までの擦り合わせ・調整を進めていきます。この基本設計段階では通常2~3か月程度をかけて住宅のプラン・立体形状・仕上・建具・造作家具等の設計案をまとめていきます。
実施設計段階では引き続き、住まい手と設計者で打合せを行いながら設備その他各部の詳細スペックを決めていき、工務店に工事費見積を依頼するための図面をまとめます。打合せでは、住まい手も設計者も「より良いお家にしたい」という想いから設計内容が次第にハイスペックな内容になっていく傾向があり、見積の結果はたいてい予算オーバーとなるものですが、図面内容と見積金額を照らし合わせながら各部スペックの見直しや設計案のシェイプアップを図り、予算との調整を図っていきます。見積調整が済めば、工務店との工事請負契約を行い、並行して確認申請等の手続きを進めていきます。
確認申請が済めば、いよいよ着工(工事開始)です。現場段階において、新井アトリエは「監理」業務(設計図通りに工事が行われているかを確認する業務)を担います。これに対して、工務店は「管理」業務(工事を段取り手配して進める業務)を行います。
工務店とは異なる第三者として新井アトリエが「監理」業務を行うことで、建物の性能やデザインが図面通りつくられているかを細かくチェックでき、確実な仕上がりにつなげることができます。基本的に神奈川・東京その他近隣都府県であれば(遠隔地でなければ)1~2週に1度のペースで現場に行き、工事状況の確認や工務店担当者との打合せを行います。
現場では地鎮祭・上棟式といった行事も行います。住まい手が現場の大工さん・職人さんと仲良くなれる貴重な機会となり、ご家族にとっての良い思い出にもなります。また、行事以外でも月に1度くらいは住まい手に現場の進捗を見てもらうようにしています。家づくりのプロセスを知ることは、その後の家への愛着にもつながるからです。
竣工(工事完了)したら引渡し、そして引越し・入居です。
住宅は建物が完成して終わりではありません。そこで暮らしが始まり「住まい」として成長していきます。家は住まい手により日々より使いやすく、愛着のあるものへと変わっていきます。庭のスペースは、木々が次第に成長して木陰がしっかりできるようになると、そこでお茶をしたり食事をしたりと頻繁に使われるようになっていきます。
一方、家のメンテナンスも次第に必要になります。木部の再塗装や寿命のきた設備機器の交換、その他予想外の故障や不具合など、工務店の協力が必要な部分も出てきます。そこで、住まい手と設計者・工務店の3者が末永く連携をとって住まいを守っていく体制が必要となります。心配はありません。現場段階を通して育まれてきた3者の絆はその後もずっと続いていきます。
竣工から1年後には設計者・工務店による定期点検を行い、住まいをより良いものにできるようフォローアップしていきます。