竣工後の１年点検～川名の家

名古屋にある川名の家へ竣工後の１年点検でお伺いしました。

昨年10月に竣工写真撮影でお伺いして以来ですが、新緑の季節となり一段と緑も美しく、いい感じになっていました。

施工を担当いただいた誠和建設の監督と共に、外壁・基礎・床下・建具・内部仕上などを一通り確認しました。

状態はとても良く、住まい手さんが愛着をもって手入れして住んでいらっしゃる様子も感じました。

このお家は床下で第一種換気の給排気を行うマーベックス社のシステムを採用していることもあり、床下にメンテナンスで入りやすいよう、床下高さを通常より200mm上げています。

照明も設置していますので、楽々と床下点検も行うことができました。

内部の左官仕上げは入隅部分や木取り合い部分などに、クラックや割れが生じています。左官仕上げは自然素材ですので、竣工後に乾燥収縮が起こりますし、入隅部分は異なる動きをする壁の境目でどうしてもクラックが入りやすい部分です。これは多くのお家で生じる必然的な現象で、だいたい１年点検の時期にまとめて工務店さんに補修をお願いしています。今回も部位によって左官材とシーリング材を使い分けて補修していただくようお願いをしました。

さて、今回はせっかく名古屋まで来たので、再度、少しばかり竣工写真を撮らせていただきました。前回、昨年10月に撮影したときは、秋の陽ざしが吹抜のダイニングキッチンに差し込むドラマチックなシーンでしたが、今回は夏至が近い時期で、日差しはほぼ真上からくる状況。直遮光が室内に入らないため、落ち着いた感じの写真が撮れたかと思います。

その他の撮影カットも、調整が終わり次第ホームページにアップさせていただきますので、ご期待ください！