建て方・上棟式・構造検査～「都筑の家」現場

都筑の家、現場です。

 

快晴の青空のもと、建て方が行われました。一日で、柱、梁が屋根まで組みあがります。

 

柱、梁を組み上げたこの段階ではまだ金物は設置していないので、構造体は柔らかく組まれている感じ。職人さんが梁の上を歩く度に、骨組みがゆらゆらと動くのが見てとれます。この後、柱、梁の接合部に金物が設置されることによって、ガッチリと強固に接合されていきます。

 

建て方からしばらく工事が進み、屋根と外壁ができてきました。

 

屋根はガルバリウム鋼板葺き。耐候性とコストパフォーマンスがよい素材のため、新井アトリエでいつも採用している仕様です。

 

屋根に上れるのも、工事中のこの段階ならでは。この眺めもなかなか好きです。

 

この日、上棟式が行われました。

 

建物四隅を酒と、

 

米と

 

塩でお清めし、工事の安全を祈願します。

 

こちらは2階内部。北側斜線の影響で天井は低めになりますが、包まれるような居心地の良さが予感できます。

 

部屋の中央のこの梁は現しとする予定です。

 

構造体の大部分は完成すると見えなくなります。

 

このように見えているのは現場段階の今だけですが、構造体に光が当たってなかなかきれいで、見とれてしまいます。

 

この日、構造検査も行いました。

 

耐震壁となる筋交いの配置を確認していきます。

 

また柱・梁といった構造体が構造図所定の金物で各部緊結されているか、確認していきます。

 

金物は各部分ごと必要な強度に応じて種類が異なります。

 

1階床部分には土台と柱を基礎と緊結するアンカーボルトがあります。地震時に建物が土台から離れて浮いてしまうことがないよう繋ぎとめる金物で、これは重要な部分です。

 

構造検査で一通り建物の構造体が設計図通りつくられていることを確認しました。この後、断熱工事、仕上げ工事へと進んでいきます。