断熱・造作・仕上・漆喰DIY工事～「都筑の家」現場

都筑の家、現場です。

 

外壁にグラスウール（断熱材）が施工されていきます。

 

柱・梁間にグラスウールを入れ、室内側を気密シートで覆います。お家の断熱は、例えていえばダウンジャケットのようなもの。中わたがあっても、隙間があっては断熱の効果が得られません。断熱と気密はセットで重要です。

 

外壁部のコンセント廻りは隙間が生じないよう防気カバーとテープ貼りで密閉します。

 

 

構造金物による気密シート貫通部もしっかりテープ貼りして隙間風を防ぎます。

 

 

壁・天井とも断熱・気密の施工が完了しました。この後、内壁の石膏ボードを張り、造作や仕上の工事に進みます。

 

内壁のボードを張りました。ボードの継ぎ目はパテ処理で平滑にして、この後の左官仕上（漆喰仕上）に備えます。

 

居間のテレビボード廻り（写真左側）やキャットステップ・キャットウォーク（写真右側）の造作もできました。

 

漆喰仕上（左官仕上）が始まりました。漆喰塗りは２度塗り。まず１度目は下塗りです。

 

１度目の下塗りはうっすらで構いません。下地の石膏ボードが見えていてもＯＫ．その後の２度目の上塗りで見栄え良く仕上げます。

 

実は、このお家では、漆喰仕上は全て住まい手さんのＤＩＹ。ご夫妻が現場に通って作業を進めます。家をつくる楽しさも存分に体験していただきました。

 

２度目の上塗りが完成。造作材廻りのマスキングテープをはがしていきます。

 

漆喰塗りの仕上がりの表情。手作業の温かみと素材の風合いがいいですね。

 

ＤＩＹとはいえ、プロ顔負け（？）の美しい仕上がりです！

漆喰は吸放湿性があり、夏場のジメジメや冬場のカラカラも和らげ、室内環境を快適にしてくれるオススメ素材です。

 

外壁・屋根、そして外構や植栽も仕上げて、いよいよ完成引き渡しです。

 

杉材の無垢フローリング、漆喰の壁・天井、造作家具やキャットウォークなどにより、風合いのよい居間に仕上がりました。

 

２階は寝室となるタタミルーム。タタミと障子の風合いが落ち着き感を出しています。

 

入居後、写真家の畑拓さんに竣工写真を撮影していただきました。ぜひこちらもご覧ください。