地鎮祭とホトトギス

昨年から設計を進めてきた能ヶ谷の家の現場が始まりました。

南側が道路で日当たりの良い敷地です。
この恵まれた日当たりを活かして、南側に緑豊かな庭と、そこに大きく開かれた居間を設けるプランです。

それから、北側に生産緑地があり、高さ２０ｍほどの緑豊かな樹木がよく見えます。

生産緑地は地主の代替わり等がないうちは容易には宅地にされませんから、

プランニング上はかなり「あてにしていい」借景要素となります。
北側はお隣のお家があるのであまり大々的に開いたプランにはできないのが難しく、

開口部の設け方には設計上の微妙なさじ加減が必要となりますが、
１階の居間や、２階へ上がる階段の要所要所で北の緑が感じられるようなプランにしています。

先週末は心地よい晴天のもと、地鎮祭が執り行われました。
神主さんの儀式のもと、土地の神様へのお祈りをして、工事の無事を願いました。

周囲に緑地が多いためか、ホトトギスののどかな鳴き声が聞こえ、とてものどかな趣のある地鎮祭でした。

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新井崇文