平屋のデザイン住宅のメリットとは？

近年、あえて平屋でデザイン住宅を建てる人が増えていると言われます。
3階建ての住宅が珍しくない今、デザイン住宅に平屋が多いというのは不思議な気がしますよね。
そこで今回は、平屋のデザイン住宅のメリットをまとめました。

平屋のデザイン住宅のメリット

解放感のある空間を造れる

住宅を建てるにあたって、法律で定められているのが天井の高さです。
建築基準法によると、「居室の天井の高さは2.1メートル以上」と定められています。

一般的な天井の高さは、2.4メートルから2.5メートルといったところです。
ただし、2階を造る場合は1階の天井の高さにも限界があるでしょう。
その点、平屋は上に建物を造りませんので、天井の高さを自由に設定できます。
天井を高くすることにより解放感が生まれ、広く感じられるのがメリットです。

また、外部や庭とのつながりを魅力とした間取りをつくりやすいことも平屋の大きなポテンシャルといえます。

揺れに強い

地震大国である日本は、しばしば大きな地震に見舞われてきました。
さらに地球温暖化の加速に伴って台風が増え、風による住宅への被害も多発しているのが現状です。
建物は高層階になるほど揺れが強くなるため、平屋は地震の揺れに強い家屋として見直されてきています。

さらに、風の影響を受けにくい住宅でもあります。
わかりやすい例が風の影響を考慮して作られた沖縄の住宅で、「寄棟造り」と呼ばれる平屋です。
デザイン住宅で平屋を建てれば、地震と風の両方の揺れに強い建物になるでしょう。

住宅への費用を抑えられる

平屋はメンテナンスの費用を抑えられるのもメリットです。
例えば外壁や屋根のメンテナンスをする際に、高い足場を組む必要がありません。

さらに間取りを工夫することによって、光熱費の抑制にもつながります。
リビングダイニングキッチンを広く取って家族が集えば、それぞれの部屋でエアコンを使わずに済みますね。
こうした住宅への費用を抑えられるのは、まさに平屋ならではのメリットです。

まとめ

平屋のデザイン住宅は解放感のある家になるだけでなく、揺れに強くてメンテナンス費用の抑制にもつながります。
平屋が少なくなった今の時代ですが、工夫をこらしたデザイン住宅なら美しく快適な家に仕上げることができるかと思います。
一級建築士が主宰する当事務所では、建物から外構・植栽までトータルでデザインすることを大切にしており、平屋の魅力を最大限に活かした住宅のご提案もさせていただきます。
平屋のデザイン住宅のご相談も、ぜひ当事務所にお気軽にお問い合わせください。