【街に開かれた土間スペースのある家】
丘陵地の住宅街に建つ戸建て住宅です。
敷地は前面道路のある北西側と、隣地駐車場のある南東側の双方に開けていることから、2方向に開かれた開放感ある住まいづくりをテーマとしました。
メインフロアの1階にはLDKを配し、南東側にデッキテラスのある庭を設けました。一方、課題となったのは前面道路のある北西側にどう開くか・・そこで玄関全体を3畳サイズの土間スペースとし、大きな窓でアプローチに開きました。ここは内部でありながら、緑うるおうアプローチの一部のような開放感ある外部的な空間。椅子を2脚置いて、立ち寄ったご近所さんとちょっと世間話もできる、街に開かれた土間スペースです。土間からリビングに上がる部分には視線を自在に調整できる可動ルーバー引戸を設け、LDKスペースのプライバシーにも配慮しています。
リビング上部は吹抜とし、見上げると2階のスタディコーナーや子供室、寝室の気配が感じられ、さらに吹抜上部のロフトへと空間は連続しています。吹抜を介して家族の一体感も感じられる、そんな住まいとなりました。
所在地・・・神奈川県横浜市
竣工・・・・2018年6月
構造規模・・木造 地上2階
敷地面積・・134.12㎡(40.57坪)
延床面積・・ 82.71㎡(25.01坪)
施工・・・・神崎
写真・・・・新井崇文