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〒225-0013 神奈川県横浜市青葉区荏田町1150-7(東急田園都市線 江田駅下車 徒歩10分)
営業時間 09:00~18:00 定休日 不定休
自然素材・漆喰の左官仕上~戸建てリノベーションの現場
阿久和の家、戸建てリノベーションの現場です。
大工工事が終わり、左官工事が始まりました。
今回のリノベーション(改修)工事では、LDKを中心とした改修範囲の壁・天井ほぼ全域が左官仕上。漆喰に珪藻土等もブレンドされた「Waki waki Wall」という自然素材による左官仕上です。 左官仕上とは、材料を練って、コテで塗っていく仕上方法。 左官屋さんの手仕事の跡が形となって残る、味わいのある仕上方法です。
そして自然素材を使っているので調湿機能もあり、体に優しい仕上です。
まずは下地調整。石膏ボードの継ぎ目やビス穴をパテで埋めます。
石膏ボードの段差部分は寒冷紗貼りの上、パテしごきをします。(特に改修工事なので、ことさら各所に段差等が生じやすい状況もあります)
左官仕上に隣接する巾木や建具枠にはマスキングテープを張って、左官仕上がはみ出さないようにします。
照明スイッチ等も左官仕上のコテとぶつからないよう、このように浮かせておきます。
私は自然素材を用いたこの左官仕上が好きで、自宅をはじめ、私が設計を手掛けた案件の多くで採用していますが、以前は「下塗り」「中塗り」「上塗り」と3工程を要する、従来の漆喰を採用していました。
これは風合いはとても良いのですが、工程が多い分、コストもかかります。
そんな中である機会に出会ったのが「Waki waki Wall」という製品。
調合を工夫して、絶妙な粘度に出来上がっているため、下塗り・中塗りなしの、一度塗りで仕上ができる左官材料で、その分、コストも抑えられます。
成分としては、漆喰に珪藻土等が混ぜ合わせられた、自然素材で出来ています。
そして、シーラー塗りの下処理が終われば、いよいよ左官仕上の作業です。
左官屋さんは、以前、和泉の家でもお世話に担当していただいた小倉さんチーム。
金ゴテでうすく伸ばしていきます。塗り厚は2~3ミリ程度。
塗りパターンはコテさばき次第。
小倉さんには以前、荏田町の家(私の自宅兼事務所)を見に来てもらっているので、私の目指すイメージは分かってくれています。
試し塗りを見て、私が少し要望を伝えると、早速コテさばきを変化させて軌道修正・・・すぐに満足いく仕上がりを実現してくれました。
この変化はまさに「当意即妙」といいましょうか。
実際、コテさばきの変化を目の当たりにしていて、感動してしまいました・・・さすがです!
私の好みは一般的にいうと「ランダム」+「ひきずり」という分類になるとのことですが、
↓これは「ランダム」
↓これは「ひきずり」(といっても、凸模様ではなく、なるべく凹模様にして「触ってもいたくない感じ」かつ端正な風合いにしてもらっているので、「ひきずりの一種」といった感じでしょうか)
それらが合わさった仕上がりとなっています。
左官仕上はこの日を含め、4人チームで2日間の予定です。
さて現場では、造作家具に抽斗も設置されました。
外部のデッキスペースでは、板塀の工事も進められています。
さて、今週末はいよいよ木部塗装のDIY作業。初日は私も参加させていただく予定です。まだまだ残暑厳しいですので、体調を整えて臨みたいと思います・・!
★★併せて読みたいブログ★★
24/10/24
24/08/17
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阿久和の家、戸建てリノベーションの現場です。
大工工事が終わり、左官工事が始まりました。
今回のリノベーション(改修)工事では、LDKを中心とした改修範囲の壁・天井ほぼ全域が左官仕上。漆喰に珪藻土等もブレンドされた「Waki waki Wall」という自然素材による左官仕上です。
左官仕上とは、材料を練って、コテで塗っていく仕上方法。
左官屋さんの手仕事の跡が形となって残る、味わいのある仕上方法です。
そして自然素材を使っているので調湿機能もあり、体に優しい仕上です。
まずは下地調整。石膏ボードの継ぎ目やビス穴をパテで埋めます。
石膏ボードの段差部分は寒冷紗貼りの上、パテしごきをします。(特に改修工事なので、ことさら各所に段差等が生じやすい状況もあります)
左官仕上に隣接する巾木や建具枠にはマスキングテープを張って、左官仕上がはみ出さないようにします。
照明スイッチ等も左官仕上のコテとぶつからないよう、このように浮かせておきます。
私は自然素材を用いたこの左官仕上が好きで、自宅をはじめ、私が設計を手掛けた案件の多くで採用していますが、以前は「下塗り」「中塗り」「上塗り」と3工程を要する、従来の漆喰を採用していました。
これは風合いはとても良いのですが、工程が多い分、コストもかかります。
そんな中である機会に出会ったのが「Waki waki Wall」という製品。
調合を工夫して、絶妙な粘度に出来上がっているため、下塗り・中塗りなしの、一度塗りで仕上ができる左官材料で、その分、コストも抑えられます。
成分としては、漆喰に珪藻土等が混ぜ合わせられた、自然素材で出来ています。
そして、シーラー塗りの下処理が終われば、いよいよ左官仕上の作業です。
左官屋さんは、以前、和泉の家でもお世話に担当していただいた小倉さんチーム。
金ゴテでうすく伸ばしていきます。塗り厚は2~3ミリ程度。
塗りパターンはコテさばき次第。
小倉さんには以前、荏田町の家(私の自宅兼事務所)を見に来てもらっているので、私の目指すイメージは分かってくれています。
試し塗りを見て、私が少し要望を伝えると、早速コテさばきを変化させて軌道修正・・・すぐに満足いく仕上がりを実現してくれました。
この変化はまさに「当意即妙」といいましょうか。
実際、コテさばきの変化を目の当たりにしていて、感動してしまいました・・・さすがです!
私の好みは一般的にいうと「ランダム」+「ひきずり」という分類になるとのことですが、
↓これは「ランダム」
↓これは「ひきずり」(といっても、凸模様ではなく、なるべく凹模様にして「触ってもいたくない感じ」かつ端正な風合いにしてもらっているので、「ひきずりの一種」といった感じでしょうか)
それらが合わさった仕上がりとなっています。
左官仕上はこの日を含め、4人チームで2日間の予定です。
さて現場では、造作家具に抽斗も設置されました。
外部のデッキスペースでは、板塀の工事も進められています。
さて、今週末はいよいよ木部塗装のDIY作業。初日は私も参加させていただく予定です。まだまだ残暑厳しいですので、体調を整えて臨みたいと思います・・!
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