植栽管理ワークショップ~味の素スタジアムAGFフィールド「みどりの広場」にて

新井アトリエ一級建築士事務所

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植栽管理ワークショップ~味の素スタジアムAGFフィールド「みどりの広場」にて

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2020/12/17 植栽管理ワークショップ~味の素スタジアムAGFフィールド「みどりの広場」にて

「緑のある住まい」をテーマのひとつとして住宅設計に取り組んでいる私ですが、じつは昔、設計事務所に勤め始めたころはまだ樹木の種類にも比較的疎いほうでした。

ですが、植栽にがぜん興味を抱き始めたきっかけがあります。

 

約10年前ごろ、日本設計という設計事務所にまだ勤めていたころ、東京都調布市の「味の素スタジアムAGFフィールド」(陸上競技場+緑地)をつくるプロジェクトで、私が建築設計を担当させていただきました。

 

 

そのとき、ランドスケープ(植栽・外構など)の設計はプランタゴの田瀬理夫さんに担当していただいたのですが、在来種を多種混植し、まるで自然の森をつくるかのようなランドスケープ設計にすっかり魅了されてしまいました。

 

 

そのプロジェクトで田瀬さんと組んで設計から現場まで携わるなかで、田瀬さんからは植栽のこと、ランドスケープや景観のことなど、いろいろなことを学ばせていただきました。

その後、私は独立して建築設計事務所を主宰するようになり、植栽や緑を大切にしたお家づくりに取り組むようになったというわけです。

 

「味の素スタジアムAGFフィールド」が2012年に出来てから、早8年。

その間、田瀬さんは植栽の剪定・管理にずっと携わられてきました。

 

今日は年4回開催される植栽管理ワークショップ「LANDSCAPE ARCHITECTURE OFF CAMPUS PROGRAM」の「冬草編」ということで、私も参加させていただきました。

 

「味の素スタジアムAGFフィールド」には「みどりの広場」という緑地エリアがあります。

建設時には20種類程度の草を植えていた広場ですが、その後、選択除草(自然と根付いて増えていく草が、バランス良く成長するように、種類を選択して丁寧に手作業で抜いていく作業)を続けた結果、現在では在来植物112種、帰化植物70種までが観察されているようです。

 

朝10時にワークショップ開始。初めは現況を観察し、田瀬理夫さん、荒井浩司さん、小島和夫さんなどインストラクターの皆さんから説明を受けます。

 

1時間ほどかけてじっくり見て廻った後、本日の作業が決定。

チカラシバが優勢で繁茂している状況なので、選択刈りをすることになりました。

↑これがチカラシバ。「シバ」という名がついていますが、イネ科の植物です。

 

ひたすら、チカラシバを根元から刈っていきます。

 

刈り取ったチカラシバは通路に向きをそろえて置いておきます。(あとから美しくまとめるために・・)

 

チカラシバを掴むと種子が軍手に食い込んできます。動物のような手になってしまいました・・。

 

午前・午後とかけて参加者皆さんで刈り取ったチカラシバは一か所に集めてきれいにサークルにします。

アートのようで美しい。

やがてこれは堆肥になっていきます。

 

今日は朝から冷えましたが、日中は快晴で日なたはぽかぽかと暖かく、心地よい天気でした。

晴れた日の草刈り・・・体も動かして、すがすがしい一日でした!

 

 

 

 

新井崇文
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