川名の家-各部紹介7~防音と音響と居心地に配慮したピアノ室(防音室)

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川名の家-各部紹介7~防音と音響と居心地に配慮したピアノ室(防音室)

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2020/12/11 川名の家-各部紹介7~防音と音響と居心地に配慮したピアノ室(防音室)

川名の家のピアノ室(防音室)をご紹介します。

 

ピアノ室(防音室)は最も道路寄りの1階北側にあります。北側外観の1階中央の2本の縦長窓がピアノ室(防音室)の窓になります。

 

防音室にとって、最も音が漏れやすい弱点となるのが窓部分。そのため、ピアノ室(防音室)の窓は2重サッシとしています。また、吸排気のスリーブも音漏れの弱点となりやすい部分です。このお家ではピアノ室(防音室)の外壁には吸排気口を設けず、吸音ダクト等を介して室内どうしで吸排気する方式としています。

 

外壁も遮音ゴムマットや合板を幾層も貼り重ね、防音仕様としています。

 

 

玄関ホールからピアノ室(防音室)への出入口ドア。ここは直接外部に音が漏れる部分ではないので窓サッシほどの防音性能はいりませんが、DAIKENの防音ドア「アドバンスA防音タイプ」を使用しています。

 

 

ピアノ室(防音室)では音響にも配慮しておきたいところ。良い音響のためにはある程度の天井高さが必要になります。このピアノ室(防音室)では、床を他の部屋より40cm下げ、2.8mの天井高を確保しました。

 

ピアノ室(防音室)にはグランドピアノ1台とキーボード数台を設置しています。また作業用のデスクと吊本棚を造り付けました。

 

ピアノを弾いていない時間は窓を開けて換気もできます。北側の2枚の縦長窓を開けるとアプローチのシンボルツリー(常緑ヤマボウシ)が見え、南側を振り返れば玄関ホールごしにLDK、そしてデッキテラスの緑まで視線が抜けます。この視線の抜けがとてもいいと、住まい手さんにも喜んでいただけました。

 

  

 

 

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新井崇文
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