上棟と木造躯体工事～「輝国の賃貸戸建て」現場

輝国の賃貸戸建て、現場です。

各棟とも足場が設置されています。

基礎コンクリートの打設が終わり、土台、柱、梁、屋根といった木構造の建て方も終わり、上棟となりました。

その後、土台、柱、梁それぞれを緊結する耐震金物の取り付けを行いました。

この住宅は耐震等級３のグレードで設計していますが、地震時に柱と梁が抜けてバラバラになってしまっては、建物の強度が確保できません。

その強度を確保するために、耐震金物で土台と柱、柱と梁を緊結することは重要です。

これらの耐震金物には様々な種類があり、構造計算によって、各部位毎に適切な強度の金物が選定されています。

そして、図面通りの内容で現場に金物がセットされているか、1カ所ずつ構造図と照らし合わせながら確認していきます。

地道な作業ですが、このあと断熱材が充填され、壁が張られてしまうと見えなくなる部分ですので、この確認プロセスは大切です。

確認の結果は概ね良好。数カ所だけ取付違いの部分を直してもらいました。

この時期の現場ならではの光景が、ダイナミックな構造体が見られること。このあと壁や天井を張ると見えなくなってしまう部分ですが、大断面の梁が交差する部分などは「お、いいなあ～」と見入ってしまいます。

バルコニー部分ではFRP防水の工事が進められています。

バルコニー床から壁の立上りまでFRPで塗膜を形成します。

雨水を排水するためのドレインも設置されました。

屋根上では、合板下地の上にアスファルトルーフィング（防水紙）が敷かれています。

現場は完成に向けて一歩ずつ着実に進んでいます。