「フィン・ユールとデンマークの椅子」展

「フィン・ユールとデンマークの椅子」展に行きました。

入口を入ると、地下のギャラリーへ下りていきます。美術館の静謐な空気が漂う中、期待に気持ちをふくらませながら進んでいきます。

フィン・ユールはデンマークの椅子作家。フィン・ユールをはじめとして、デンマークには素晴らしい椅子作家が多くいますが、それらの名作椅子が一通り展示されていて、実物を見ることができます。

椅子は、眺めて美しいだけでなく、座りごこちも大切。

展示を見ながら「どんな座り心地かな・・」と想像するのも楽しいものです。

そして、展示の最終コーナーにはお待ちかねの体験コーナーが・・・。

多くの名作椅子に自由に座って体験することができます。

私も「もし自分が買うならどれがいいかな・・」と真剣に座り心地を試して比べてみました。

ここで、新井オススメの椅子４選を発表させていただきます！

第4位はフィン・ユールの「ペリカンチェア」。可愛らしい外観ですね。そして座ると腰のあたりを包み込んでくれるホールド感があり、なかなかの座り心地です。

第3位はアルネ・ヤコブセンの「エッグチェア」。優美な外観。そして座ってみると頭まで包み込まれるような安心感。座りごちも見た目とたがわず優美な感じです。

第2位はボーエ・モーエンセンの「ウイングチェア」。見た目はクラシックな感じでオーソドックスな印象ですが、これが座ってみると・・・抜群の心地よさ！クッションの柔らかさ加減の絶妙さとともに、ヘッドレストというか、頭まで寄りかかれるので、もう眠りに落ちそうな、とろけるような、座り心地です。

そして栄えある第一位はオーレ・ヴァンシャーの「OW149（コロニアルチェア」。これも見た目オーソドックスな感じですが、アームの部分の細さなどは実に工芸品。そして何より座り心地が抜群にいい！座面と背もたれのクッションが柔らかすぎず、硬すぎず、体にフィットしてくれます。これはいずれ我が家のリビングに一脚ほしい・・・そう思わせる魅力があります。

以上、新井好みのデンマーク椅子ベスト４の発表でした！

「フィンユールとデンマークの椅子」展、東京都美術館にて2022.10.9まで開催しています。

秋の一日を名作椅子とともに過ごしてみてはいかがでしょうか。

体験コーナーではいろいろ座り比べて「自分セレクト」をしてみると楽しいですよ。ご感想、ぜひお聞かせください！