柱状改良による地盤改良工事

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柱状改良による地盤改良工事

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2020/05/13 柱状改良による地盤改良工事

能ヶ谷の家の現場です。
地盤改良工事が行われました。

今回の敷地は丘陵地。地盤調査の結果、表層1.5m程は埋土で、その下の旧表土も上部は柔らかい地盤であることが分かりましたので、
床付けレベルから深さ3.2mの地盤改良工事をすることになりました。

 

改良方法はその深さによりいくつかの方法があります。
表層全体に固化材を混入する「表層改良」、
構造的な要所に柱状に固化材を混入していく「柱状改良」、
地中深くまでコンクリート製あるいは鉄製の杭を入れ込む「杭基礎」、
というように、深くなるに従い必要な対処が変わってきます。

 

今回は柱状改良です。
鉄製のパイプを地中に入れていきます。このパイプ内からセメント系の固化材が送り込まれ、地中で土と攪拌されて、柱状の硬い部分が形成されます。

 

 

固化材と混ぜ合わされて柱状改良された部分が設計上の強度を有しているかを試験するため、
サンプルを採取します。
今回は、柱状改良部の天端3か所×3本=9本と、
下端1か所×3本=3本で、
合計12本の試験体を採取しました。
これを1週間後に破壊試験して、設計強度に達しているかを判定します。

 

今回の深さの柱状改良だと、1時間でおよそ6か所ほどのスピードとのこと。
今回は全体で30か所ですから、計5時間ほどかかる計算になります。
途中で機械をとめるとパイプ内のセメントが固まってしまうため、
朝から始めて、午後2時ごろまでノンストップで続けるようです。

天気が良いのは幸いですが、私が現場に行った午前中でも日なたはかなり暑くなってきていました。
新型コロナウィルスの感染予防のため、作業担当の皆さんマスクをして作業にあたっていますが、
これから暑さが大変だと思います。
新型コロナウィルス流行が早く収束することを願っています。

 

 

 

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新井崇文

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