造作家具と製作図・それからビスケット~戸建てリノベーションの現場

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造作家具と製作図・それからビスケット~戸建てリノベーションの現場

現場リポート,ブログ,阿久和の家改修

2020/08/15 造作家具と製作図・それからビスケット~戸建てリノベーションの現場

阿久和の家、戸建てリノベーションの現場です。

 

 

造作家具(造り付け家具)の製作が進められています。

造作家具は、私が設計して製作図をつくり、現場で大工さんが本体をつくり、扉や抽斗(ひきだし)などは建具屋さんにつくってもらいます。

そうして一から製作することで、リノベーションする空間寸法にピッタリとあった家具をつくることができます。

また、設計から製作まで全てを家具屋さんに依頼すると高価なものになってしまいますが、

設計者(私)が製作図を描き、建具以外の家具本体を大工さんにつくってもらうことで、比較的安価に造作家具を実現することができます。

 

ちなみに製作図はだいたい1/10か1/20の縮尺で描いています。

 

まず製作にかかっているのは洗面室の造作家具。

洗面台を木カウンターにして、その下部の収納と併せて造作家具としてつくります。それから、吊戸棚も造作家具としてつくります。

側板と天板の納まりなど、細かい部分の作り方は事前に大工さんと打合せをしています。

 

 

洗濯室では、洗濯機の上にガス乾燥機を設置するので、それを置くカウンターを造っています。

カウンターはタモの集成材。奥行方向が大きいので、2枚の集成材を接いで一体にしています。

 

 

で、そのときに使う部品が「ビスケット」

 

 

ビスケット?・・・見た目もほぼビスケットでなんだか美味しそう・・・ですが、これは建材です。(ブナの圧縮材でできているようです)

2枚の板を接いで一体にするとき、接合部となる小口部分に溝をつくり、そこにビスケットを一定ピッチで入れて接着し、固定するというわけです。

 

 

「ビスケット」というネーミングも見た目も愛らしく、現場で思わずニヤリとしてしまいます。パッケージを見ると「Made in ITALY」・・・イタリア流のユーモアを感じました。

 

 

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新井崇文
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