【自然素材を用いた温かみある賃貸住宅】
東京都世田谷区の市街地に建つ、RC造3階建て、ワンルームのアパート4室と店舗1室が入る、延床面積100㎡ほどの建物です。
依頼主 兼 設計者は、京都で設計事務所を主宰する高田さん。私にRC造建築物の設計・監理経験があること、京都からは現場が遠隔地であることから、RC躯体部分を中心に、設計及び現場監理のお手伝いをさせていただきました。
アパート内部はシンプルで素朴なワンルーム。
杉板30ミリ厚の無垢フローリング、珪藻土仕上の壁といった自然素材による仕上。落ち着きと温かみのある空間となっています。
南側の主窓は特注の大型スチール横引きサッシを採用。内側には十字型の木桟をもつ一枚仕立ての網戸が設けられています。3階住戸からはバルコニーごしに広い空が望めます。
今後、3階バルコニーのカーブした手すり壁の下端から地面までステンレスワイヤーを張り、ツタ植物による緑のスクリーンを形成する予定です。
所在地・・・東京都世田谷区
竣工・・・・2016年3月
構造規模・・RC造 地上3階
敷地面積・・60.17㎡(18.20坪)
延床面積・・99.55㎡(30.11坪)
施工・・・・富士ソーラーハウス
写真・・・・新井崇文
(設計:高田和政建築設計室 設計協力:新井アトリエ)