吹き抜け勾配天井のダイニングキッチン

昨年秋から工事監理を進めてきた川名の家の現場です。
木工事が終わり次第、壁・天井のクロス貼りと左官塗りが進められていきます。

木造２階建て、延床面積30坪弱のお家です。
南北に細長い敷地であることから、１階LDKへの光の採り入れ方がプランニングのポイントとなりました。
ダイニングキッチンは日当たりの良い南側に配置し吹き抜け空間に。1.5層分の大開口からしっかりと光を取り込み、北側のリビングまで届けます。

ダイニングキッチンの吹き抜け天井は屋根勾配と合わせて1.5層分から２層分への程よい高さに抑えています。これが出来上がってみると、程よい開放感と程よい落ち着きのバランスが良く、とても心地よい空間スケールになったと実感しました。この勾配天井は質感の良い板張りとしています。１階からも２階からもこの勾配天井がよく見えて、家全体の一体感を醸し出しています。

２階北側の寝室への途中にはトップライトを設けた高天井の水廻り空間。北側であることを感じさせない明るく快適な家事空間ができそうです。

建物完成が待ち遠しいです。

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新井崇文