障子と木製手すりのコーナー窓があるタタミルーム

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障子と木製手すりのコーナー窓があるタタミルーム

現場リポート,ブログ,川名の家

2020/05/26 障子と木製手すりのコーナー窓があるタタミルーム

川名の家、現場です。

 

タタミルームに障子が入りました。

このタタミルームは、ご家族が布団を敷いてお休みになる部屋で、2階の北側にあります。
北側とはいえ、駐車スペースごしに道路へと開けていて、よい立地にあります。
加えて、東側隣家の北側部分は平屋となっていますので、その屋根越しに遠くまで視線が抜けます。
そうした立地を生かして、部屋の北東側をコーナー窓としました。

 

コーナー窓には障子が2枚入っています。
この障子のデザインは、

形のプロポーションから格子の本数まで、お施主さんもとてもこだわられた部分で、
私も幾度となく図面を書き換えて苦労した部分ですが、
こうして出来上がってみると、非常に完成度の高い、美しい障子になったと感じました。
1本1本の組子の幅は9ミリで、非常に繊細なつくりですが、
美しく製作してくれた建具屋さんにも感謝です。

このコーナー窓は他の部屋よりも、窓の位置をやや低めにとっています。
それによって、部屋の重心が下がり、自然と床に座りたくなる雰囲気を作り出しています。

 

窓の位置がやや低めなので、窓の外には落下防止を兼ねて、手すりを設置しています。
壁からスチールのアームを出して、そこにヒノキのルーバーを設置しています。


このような手すりのデザインは、

構造の強度と、見た目の軽やかさ・美しさとを両立させる必要があり、
設計もなかなか難しい部分ですが、とりあえず私なりに苦心した末の力作(!?)です。
現場監督にもいろいろなアドバイスをいただき、実現できました。

 

出来上がったタタミルームを見て、お施主さんもとても気に入っていただいたご様子で、
「自分たちが使うだけではもったいないので、お客さんを泊めてあげたいくらい・・」

とおっしゃっていました。

気に入っていただけて、私も嬉しい限りです。

 

 

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新井崇文

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