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能ヶ谷の家-各部紹介2~幅広の木製建具でデッキテラスとつながる居間
居間(リビング・ダイニング)は家族が一日の多くの時間を過ごす場所。開放感や広がりがあると嬉しいスペースです。このブログでは、外部のデッキテラス(庭)スペースを室内の居間スペースの広がりに取り込んだ事例として能ヶ谷の家をご紹介いたします。
能ヶ谷の家の間取りです。1階は居間・キッチンを中心とした全体がほぼワンルームの連続した空間で、板塀で囲われたデッキテラス(外部)まで空間がつながります。
居間には、ソファやテレビを置くリビング的なスペースと、家族で食事を囲むダイニングスペースがあります。
そして対面型のキッチンとも連続したワンルーム空間になっています。居間とキッチンとで合計約19畳の広さがあります。
居間の東南角には土間があり、いわば「オープン玄関」といえるようなプランとなっています。
このような「オープン玄関」的なつくりとすることで、一般的には玄関として部屋で区切られてしまうスペースも居間に取り込み、広がりをつくり出しています。
居間の北側には1段上がって、スタディコーナー(ワークスペース)と階段が連続しています。
このお家は南側が道路で、日当たりの良い敷地にあります。
この環境を活かし、居間の南側には約4.8m幅の連続した開口部をとり、冬の暖かな日射をしっかり取り込む構成としています。「冬暖かな家に」という住まい手の要望もあり、ベーシックに温熱環境の良い建物構成としています。
窓前には上階のバルコニーによる深い軒の出(約1.2m奥行)をとり、夏場の日射遮蔽にも配慮しています。
居間からはこの幅広の木製建具を介してデッキテラス(庭)へと空間が連続します。
このデッキテラスと前面の植栽スペースとを合わせると約11畳の囲われた庭(外部空間)となります。
このデッキテラスは周囲を板塀で囲われプライバシーを確保していますので、日常生活で気軽に外へ出て、このデッキテラスで過ごすこともできます。
道路からの視線はデッキテラスの板塀により遮られていますので、この木製建具に日中カーテンなどを垂らす必要はありません。したがって、内部の居間と、外部のデッキテラスとを合わせると、約30畳の広がりあるワンルーム空間ということになります。
このお家を訪れた方が「開放感がありますね。広く感じますね。」とおっしゃる理由は、この内外一体の空間の広がりにあるかと思います。
居間とデッキテラスの間の4連の木製建具は中央2枚がFIXで、左右の2枚が片引き戸となっています。片引き戸の部分はガラス戸と網戸の双方が設けられています。
4連の木製建具全体の内側には4連の障子引戸が設けられています。夜などは障子引戸を閉めれば、よりしっかりとプライバシーを確保することができます。障子引戸を開けたときは、障子引戸は戸袋にしまい込まれます。
居間とキッチンの壁・天井は左官仕上げ。WakiwakiWallという漆喰や珪藻土など自然素材をブレンドした仕上げ材を使い、左官職人さんがコテを使って塗り上げた仕上げです。
床はお家全体としてスギの無垢フローリング仕上げとしています。自然素材の内装で仕上げた空間は見た目も優しく、空気もきれいで湿度を調整してくれる作用もあり、心も体もくつろげます。
居間スペースご紹介のさいごに、テレビボード廻りの造作収納をご紹介します。
テレビボードのカウンター高さは65cm。少し高めにしたのは下部に十分な収納を確保するためです。カウンター直下のオープン棚はBDプレイヤー等の機械を設置するスペースです。下段中央のオープン棚はサブウーファー(スピーカー)を設置するスペースです。
下段左右の開き戸の中の上段は通信の1次引込に接続するONU等の機器を設置するスペース。下段はスポーツ衣類など、外出時に使うものを入れるスペースです。
各段の棚板は背面の壁から3cmほどクリアランスを確保しており、後ろ側で配線が自由に行き来できるようにしています。
TVは壁掛けを想定。壁かけTVとテレビボードの間の上下配線が露出すると見栄えが良くないので、壁内に配線スペースを設けています。大工さんにシナベニヤで筒をつくって壁内に仕込んでもらいました。
TV上部にはエアコンを設置。着脱可能な木製ルーバーパネルを設置し、デザインに配慮しました。
★★関連ブログ一覧★★
能ヶ谷の家-全体紹介~縁側のようなデッキテラスから気軽に出入りでき、仲間が楽しく集う家
能ヶ谷の家-各部紹介1~「オープン玄関」によるカフェのようなアプローチ
能ヶ谷の家-各部紹介2~幅広の木製建具でデッキテラスとつながる居間【本ブログ】
能ヶ谷の家-各部紹介3~庭がよく見えるキッチン・回遊動線のパントリー
能ヶ谷の家-各部紹介4~高窓からの光が心地よいスタディコーナー(ワークスペース)
能ヶ谷の家-各部紹介5~居間の隣で便利な手洗いコーナー・高窓のある明るいトイレ
能ヶ谷の家-各部紹介6~本棚のあるリビング階段
能ヶ谷の家-各部紹介7~洗濯動線がワンフロアで完結する2階部分(洗面室・個室・バルコニ)
能ヶ谷の家-各部紹介8~四季おりおり植栽の表情が楽しめる雑木の庭
能ヶ谷の家-各部紹介9~庭のライトアップと夕景・夜景
24/10/24
24/08/17
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居間には、ソファやテレビを置くリビング的なスペースと、家族で食事を囲むダイニングスペースがあります。
そして対面型のキッチンとも連続したワンルーム空間になっています。居間とキッチンとで合計約19畳の広さがあります。
居間の東南角には土間があり、いわば「オープン玄関」といえるようなプランとなっています。
このような「オープン玄関」的なつくりとすることで、一般的には玄関として部屋で区切られてしまうスペースも居間に取り込み、広がりをつくり出しています。
居間の北側には1段上がって、スタディコーナー(ワークスペース)と階段が連続しています。
このお家は南側が道路で、日当たりの良い敷地にあります。
この環境を活かし、居間の南側には約4.8m幅の連続した開口部をとり、冬の暖かな日射をしっかり取り込む構成としています。「冬暖かな家に」という住まい手の要望もあり、ベーシックに温熱環境の良い建物構成としています。
窓前には上階のバルコニーによる深い軒の出(約1.2m奥行)をとり、夏場の日射遮蔽にも配慮しています。
居間からはこの幅広の木製建具を介してデッキテラス(庭)へと空間が連続します。
このデッキテラスと前面の植栽スペースとを合わせると約11畳の囲われた庭(外部空間)となります。
このデッキテラスは周囲を板塀で囲われプライバシーを確保していますので、日常生活で気軽に外へ出て、このデッキテラスで過ごすこともできます。
道路からの視線はデッキテラスの板塀により遮られていますので、この木製建具に日中カーテンなどを垂らす必要はありません。したがって、内部の居間と、外部のデッキテラスとを合わせると、約30畳の広がりあるワンルーム空間ということになります。
このお家を訪れた方が「開放感がありますね。広く感じますね。」とおっしゃる理由は、この内外一体の空間の広がりにあるかと思います。
居間とデッキテラスの間の4連の木製建具は中央2枚がFIXで、左右の2枚が片引き戸となっています。片引き戸の部分はガラス戸と網戸の双方が設けられています。
4連の木製建具全体の内側には4連の障子引戸が設けられています。夜などは障子引戸を閉めれば、よりしっかりとプライバシーを確保することができます。障子引戸を開けたときは、障子引戸は戸袋にしまい込まれます。
居間とキッチンの壁・天井は左官仕上げ。WakiwakiWallという漆喰や珪藻土など自然素材をブレンドした仕上げ材を使い、左官職人さんがコテを使って塗り上げた仕上げです。
床はお家全体としてスギの無垢フローリング仕上げとしています。自然素材の内装で仕上げた空間は見た目も優しく、空気もきれいで湿度を調整してくれる作用もあり、心も体もくつろげます。
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テレビボードのカウンター高さは65cm。少し高めにしたのは下部に十分な収納を確保するためです。カウンター直下のオープン棚はBDプレイヤー等の機械を設置するスペースです。下段中央のオープン棚はサブウーファー(スピーカー)を設置するスペースです。
下段左右の開き戸の中の上段は通信の1次引込に接続するONU等の機器を設置するスペース。下段はスポーツ衣類など、外出時に使うものを入れるスペースです。
各段の棚板は背面の壁から3cmほどクリアランスを確保しており、後ろ側で配線が自由に行き来できるようにしています。
TVは壁掛けを想定。壁かけTVとテレビボードの間の上下配線が露出すると見栄えが良くないので、壁内に配線スペースを設けています。大工さんにシナベニヤで筒をつくって壁内に仕込んでもらいました。
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