能ヶ谷の家-各部紹介8~四季おりおり植栽の表情が楽しめる雑木の庭

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能ヶ谷の家-各部紹介8~四季おりおり植栽の表情が楽しめる雑木の庭

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2021/01/14 能ヶ谷の家-各部紹介8~四季おりおり植栽の表情が楽しめる雑木の庭

板塀を配した雑木の庭・・・能ヶ谷の家の植栽をご紹介します。植栽工事を手掛けていただいたのは庭乃持田園の持田さん。設計時から相談させていただき、樹種選定や配置のアドバイスもいただきました。(以下★印の写真 : Shinya Ryusuke)

 

板塀で程よく囲った庭にはアプローチとデッキテラスがあり、植栽も随所に配されています。

 

 

 

 

 

植栽のコンセプトは「雑木の庭」。この地域の気候で無理なく育つ在来種をベースに、落葉・常緑を織り交ぜて多種混植しました。四季おりおり様々な色や形の花を楽しむことができますし、新緑や紅葉など、自然のうつろいを感じることができます。

 

 

 

 

 

 

この雑木の庭には高木・中木・低木から地被類・ツタ類まで、全部で45種類の植物を植えました。

 

 

 

このデッキテラス前面の植栽スペースにはヤマボウシ、ハウチワカエデ、エゴノキ、カツラの4本の高木を植えました。これらの木が今後5~10年かけて2階の屋根高さまで育ってくると、春から秋まで青々とした樹幹によりデッキテラスに木陰をつくってくれて、雑木林の中にいるような、くつろげるスペースになるかと思います。また、落葉樹は冬、葉を落として陽ざしを通しますので、居間には冬の陽ざしを取り入れることができます。

 

板塀の足元は高さ50cm程度までルーバーなしで空けており、板塀の圧迫感を減らす工夫をしています。

 

この足元の部分には低木、地被類などの植物が多種植えられ、四季折々の表情が楽しめます。道行くご近所の方々へ少しでも「緑のお裾分け」ができればと考えました。

 

 

所々に配された石は真鶴の赤ボサ石です。植物と石の寄り添う風景・・・いいですね。保水性の高い石なので、年数が経つにつれて緑色のコケが育つことも期待できます。

 

 

板塀の柱廻りにはツタ類が植えられています。テイカカヅラ、クレマチスといった花の綺麗なものや、ムベ、ブドウなど実も楽しめるものまで、全7種類のツタ類を植えています。これらが将来育ってくると、柱を伝って木ルーバーにからんできます。緑のからんだ板塀・・・そんな風景になるのが今から待ち遠しいです。

 

板塀には所々板を抜いた部分があります。這い上がってきたツタ類の緑がここに溜まるイメージの、いわば「緑のデザイン」です。

 

アプローチ東側には高木のイロハモミジ、中木のダンコウバイ・ブルーベリー・トサミズキ・ヒュウガミズキを植えました。

 

 

春の新緑の季節が待ち遠しいです。

 

 

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新井崇文
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