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〒225-0013 神奈川県横浜市青葉区荏田町1150-7(東急田園都市線 江田駅下車 徒歩10分)
営業時間 09:00~18:00 定休日 不定休
川名の家-各部紹介1~板塀に囲われたサイクルポートと諏訪鉄平石のアプローチ
川名の家の道路側外観とアプローチ廻りをご紹介します。
1階中央にはピアノ室の窓が、2階左端にはタタミルーム(寝室)のコーナー窓が見えます。
建物の外壁はリシンかき落とし仕上げ。
敷地は北側の道路に面しています。間口6.2m、奥行き21.8mという細長い敷地です。コンパクトな間口幅の中に駐車スペース・駐輪スペースとアプローチをいかに配置するかが課題となりました。
向かって左側が駐車スペース。床はコンクリート刷毛引き仕上げです。周囲には砂利敷きの目地(10cmほどの隙間)を配しています。建物や塀と分けてきれいに見せるためです。
向かって右側は駐輪スペース。駐輪スペースには雨除けのサイクルポートを設けていますが、道路側を板塀で囲って自転車を目隠しすることにより、すっきりとした外観にまとめました。
板塀はアルミ角パイプの支柱にセランガンバツ無垢材の木ルーバーを張ったもので、高さは2m。圧迫感のない高さとしました。また、板塀廻りには植栽を施しています。「板塀のカチッとした感じ」と「緑の潤い」とが相性よく、いい雰囲気に仕上がりました。
駐輪スペースには雨除けのサイクルポートを設けています。LIXILの「ネスカFミニ」という製品を採用しています。サイクルポートは既製の寸法だと板塀の高さ(2m)より高く頭が出てしまうので、「柱100mmカット&柱脚部100mm埋め込み」という工夫をして、板塀の高さ(2m)に納まるよう工夫しています。こうするとサイクルポートの屋根の一番低い部分(奥側)で天井高さが1700mmほどとなります。
アプローチは砂利の中に諏訪鉄平石を飛び石状に敷き並べています。アプローチは左右の駐車スペース・駐輪スペースの間の限られたスペースなのですが、このように諏訪鉄平石を飛び石状に敷き並べることで余白が生まれ、スペースの広がりが感じられます。諏訪鉄平石の風合いもいい感じです。
アプローチ正面にはシンボルツリーの常緑ヤマボウシが植えられています。株立ち(複数の幹で構成される形状)で樹高4mを超える見事な木を入れていただきました。
夜間はこの常緑ヤマボウシがライトアップされ、アプローチ廻りに灯りをともします。
常緑ヤマボウシの横には宅配BOXポストを設置しています。サンワカンパニーの「オスポール宅配BOXポスト」を採用しました。インターホンもここに組み込まれています。こういったポストやインターホン類をアプローチのどこに配置するかはケースバイケースです。このお家のようにアプローチの引きが長い場合、①敷地境界部、②中間部、③玄関部と3通りの選択肢が出てきますが、「①敷地境界部」だと家からポストまで取りに行くのが遠い難点があり、逆に「③玄関部」だと外部の人を敷地内奥深くまで入れることになるので防犯上の不安があります。このお家ではそういった点も考慮して「②中間部」に設置する方針となりました。
宅配BOXポストから奥に進むと諏訪鉄平石が終わり、豆砂利洗い出し仕上げの階段とポーチへと続きます。右側はすぐ敷地境界ですので、板塀を配して修景に配慮しています。
この玄関ポーチは板張りの軒天や板塀に囲われて、落ち着いた雰囲気の空間に仕上がりました。玄関扉の左側には採光の窓が、その左には傘かけバーが設置されています。
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川名の家-各部紹介3~勾配天井が吹抜からデッキテラスまで連続する内外一体のLDK
川名の家-各部紹介4~吹抜を見下ろす心地よい2階ホールと子供部屋
川名の家-各部紹介5~トップライトから光が降り注ぐ洗面室・脱衣室
川名の家-各部紹介6~美しい障子のコーナー窓があるタタミルーム(寝室)
川名の家-各部紹介7~防音と音響と居心地に配慮したピアノ室(防音室)
24/12/05
24/10/24
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川名の家の道路側外観とアプローチ廻りをご紹介します。
1階中央にはピアノ室の窓が、2階左端にはタタミルーム(寝室)のコーナー窓が見えます。
建物の外壁はリシンかき落とし仕上げ。
敷地は北側の道路に面しています。間口6.2m、奥行き21.8mという細長い敷地です。コンパクトな間口幅の中に駐車スペース・駐輪スペースとアプローチをいかに配置するかが課題となりました。
向かって左側が駐車スペース。床はコンクリート刷毛引き仕上げです。周囲には砂利敷きの目地(10cmほどの隙間)を配しています。建物や塀と分けてきれいに見せるためです。
向かって右側は駐輪スペース。駐輪スペースには雨除けのサイクルポートを設けていますが、道路側を板塀で囲って自転車を目隠しすることにより、すっきりとした外観にまとめました。
板塀はアルミ角パイプの支柱にセランガンバツ無垢材の木ルーバーを張ったもので、高さは2m。圧迫感のない高さとしました。また、板塀廻りには植栽を施しています。「板塀のカチッとした感じ」と「緑の潤い」とが相性よく、いい雰囲気に仕上がりました。
駐輪スペースには雨除けのサイクルポートを設けています。LIXILの「ネスカFミニ」という製品を採用しています。サイクルポートは既製の寸法だと板塀の高さ(2m)より高く頭が出てしまうので、「柱100mmカット&柱脚部100mm埋め込み」という工夫をして、板塀の高さ(2m)に納まるよう工夫しています。こうするとサイクルポートの屋根の一番低い部分(奥側)で天井高さが1700mmほどとなります。
アプローチは砂利の中に諏訪鉄平石を飛び石状に敷き並べています。アプローチは左右の駐車スペース・駐輪スペースの間の限られたスペースなのですが、このように諏訪鉄平石を飛び石状に敷き並べることで余白が生まれ、スペースの広がりが感じられます。諏訪鉄平石の風合いもいい感じです。
アプローチ正面にはシンボルツリーの常緑ヤマボウシが植えられています。株立ち(複数の幹で構成される形状)で樹高4mを超える見事な木を入れていただきました。
夜間はこの常緑ヤマボウシがライトアップされ、アプローチ廻りに灯りをともします。
常緑ヤマボウシの横には宅配BOXポストを設置しています。サンワカンパニーの「オスポール宅配BOXポスト」を採用しました。インターホンもここに組み込まれています。こういったポストやインターホン類をアプローチのどこに配置するかはケースバイケースです。このお家のようにアプローチの引きが長い場合、①敷地境界部、②中間部、③玄関部と3通りの選択肢が出てきますが、「①敷地境界部」だと家からポストまで取りに行くのが遠い難点があり、逆に「③玄関部」だと外部の人を敷地内奥深くまで入れることになるので防犯上の不安があります。このお家ではそういった点も考慮して「②中間部」に設置する方針となりました。
宅配BOXポストから奥に進むと諏訪鉄平石が終わり、豆砂利洗い出し仕上げの階段とポーチへと続きます。右側はすぐ敷地境界ですので、板塀を配して修景に配慮しています。
この玄関ポーチは板張りの軒天や板塀に囲われて、落ち着いた雰囲気の空間に仕上がりました。玄関扉の左側には採光の窓が、その左には傘かけバーが設置されています。
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